~大人の生徒さんの脱力~
家に最初、お越しの大人の生徒さんは、腱鞘炎で包丁も持てないくらいひどい、状態でした。
ピアノ弾いて頂いたら、ガチガチに固まった状態の腕でした。
脱力を覚えていただかないと、何も弾けません。
ショパンのワルツ9番で、1音1音、脱力をしていくレッスンをしていきました。
月2回のレッスンで、家でも右手、左手と1音1音弾いては力を抜く作業をしていただきました。
手の形も大切なので、私も生徒さんの腕や手を持って、脱力していきました。
気の遠くなるような作業です。
どういう状態で弾くのがいいのか、わかってもらうのに、私が弾いている所の腕や手の状態を
Fさんに持ってもらって、わかってもらえるようにもしました。
この作業が、いつまで続くかわからないけれど、やりぬこう!と二人で脱力の仕方を
練習し続けました。
それが、約4ヶ月程続いた時、いつものようにワルツの9番を弾いてもらったら、
脱力ができているのです。
物凄い、感動に包まれました。
生徒さんも脱力ができているのが、わかっていらっしゃいました。
コツがわかられたのです。 二人で、本当に喜びました。
そして、アッという間にワルツの9番は、弾けてしまいました。
次は、何の曲がいいか色々考えましたが、リストのため息は、分散和音でも
指の付け根から弾けばいいので、腕に負担はかからない曲です。
ため息を弾いて頂く事にしました。
初めは、ゆっくりのテンポでしたが、今だんだんとテンポも速くしていき、
徐々に仕上がってきています。
生徒さんの腕をみると、完璧に脱力が出来ています。
それを見ると、私は本当に嬉しくなります。
辛いのに、良く頑張られたと、胸がいっぱいになります。
レッスンの後は、色々おしゃべりをして、ケラケラ笑ったり、お茶を飲んだりゆったりして
いただきます。
主婦でいらっしゃるのに、月2回、それも片道2時間かけて、お越しくださっています。
これからも生徒さんの演奏がより素晴らしくなりますように、私なりに曲の研究もして、
レッスンをしていきたいと思います♡
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Comment
大人の生徒さんは、本当に熱心ですよね。
まったく初めての方でも、純粋に、「ピアノが弾きたい!」というお気持ちが感じられます。
そうした気持ちに寄り添いご一緒に、頑張った成果は本当に嬉しいですし、子供とはまた違ったレッスンの醍醐味がありますね。
遠藤先生。
コメントありがとうございます。
大人の方は、お子さんと違ったレッスンができ、私もやりがいがあります。
遠藤先生のように大人の方のレッスンを頑張ってされていらっしゃるのは、本当に素晴らしいと思います。